技術書典6にサークル参加しました

技術書典6お疲れ様でした!ブログを書くまでが技術書典です、ということで参加レポートです。

前回に引き続き、会社を巻き込んで技術書を執筆してサークル参加してきました。個人としては技術書典2から5回目、自分が主宰するサークルとしては2回目のサークル参加となりました。

頒布物

今回は2冊を頒布してきました。

  • Web Components First Book
  • チームマネジメントとGridsome / VuePress

それぞれ

  • 製本 + DLカード 50部

を持ち込みました。

前回はDLカード版のみだったんですが、せっかく書いたなら、ということで今回は製本することにしました。

参加メンバー

今回執筆に参加したメンバーは自分を含めて4名です。

また、『チームマネジメントとGridsome / VuePress』の表紙は我々と同じ福岡でフロントエンドエンジニアをしているカオルコさんにご提供頂きました。感謝。

頒布結果

頒布数
Web Components First Book 43
チームマネジメントとGridsome / VuePress 28
合計 71

売上的にはギリギリ印刷費を回収した感じです。
交通費、宿泊費を回収するには1.8倍〜2倍程度は売らないといけません。

あくまで同人活動なので特別大きな利益とかは求めてなくて、ささやかながら執筆メンバーで打ち上げができるくらいの利益があったら嬉しいな、くらいなのですが、やはり地方参加組としては交通費によるハードルの高さがありますね......

もろもろ感想とか

執筆環境

前回執筆で利用したMarkdown → PDF変換のプログラムを改良して利用しました。Textlintとか入れてリアルタイムに校正できるようにしたんですが、ついつい長くなりがちな文章が自然と短くなって体験としては良かったと思います。

ページ番号がつけられないのが悩みだったので、入稿直前にVivliostyle.jsを使う方式に変更して入稿しました。今まで対応を後回しにしてたんですがめちゃくちゃ便利でした。もっと早く使えばよかったなーという気持ちで当日、Vivliostyleユーザー会が頒布していた本も購入しました。次回に活かしたいと思います。

とはいえMarkdownは書籍を書くには機能的に弱くて「もっとこんな機能があれば......」と思うことも少なくないです。

自分は今後も技術書典には継続参加していくつもりなので、よりよい執筆環境を求めていろいろ試していこうかなと思ってます。

  • Re:VIEWを直接書く
  • Scrivenerを頑張る

次回、次々回あたりで上記のどちらかは試してみたいなと。

InDesignを使ってみたい気持ちもありますが高くて手が出せないので、Affinity Publisherがもっとまともになって正式リリースされる日を待っています。

やっぱり現地は紙の本のほうが売れる

傾向としては以前から分かっていたことではあるのですが、技術書典当日はDLカードのみより紙の本があったほうが売れます。

今回73部頒布しましたが、DLカードのみを希望されたのは一人だけでした。

後払いアプリの利用率が上がってきてる

かんたん後払いも定番化してきて、利用率も上がってきたなーという印象です。

今回売れた73部のうち31部(26決済)はかんたん後払いによるものでした。次回からは手数料がかかるようになるかも?と運営側からアナウンスがありましたが、これだけ普及してくると手数料も運営側でカバーできる規模じゃなくなってきた、というのもわかる気がします。

ワンオペしんどい

ワンオペと言いつつ当日は偶然別の予定で東京に来ていた同僚がヘルプに入ってくれたので、忙しい時間帯は2人でのオペレーションでした。

後半、忙しさに一段落つく頃にワンオペになりましたがそれでも回すのは結構大変だったので、始めからワンオペだったらどうなっていたことか、、、という感じです。感謝。

あと盲点だったんですが、ワンオペになると撤収作業がものすごく面倒でした。ブースを片付けるだけでなく、残った在庫を委託に出す手続きをしたり、本を配達に出したりと結構動き回ることになりますし、売上金を放置するわけにもいかないのでジャラジャラ言わせながら行動することになります。

やはり現地には2人以上で参加するほうが望ましいですね。

次回にむけて

目指すはサークル参加

次回ももちろんサークル参加を目指します。

執筆は(かなり)大変ですが書いた本を買ってくれたり、本の感想が聞けたりするのはすごく嬉しいし楽しいので、これからも継続して参加していきたいなと思います。

ありがたいことに前回、今回と会社の同僚が執筆に参加してくれたので、こうして福岡にも執筆文化が根付いてくれたら嬉しいなと思います(そしてゆくゆくは福岡でも技術同人誌イベントを......!)

次回も製本はしたい

実は原稿を製本したのは私が別サークルで頒布していた技術書典3以来でした。長らくコストとの兼ね合いでDLカードのみで頒布していたのですが、今回50部ずつと少数ですが思い切って製本してみました。

売上的に印刷費の回収がやっと、という感じで金銭面では裏目に出たのですが、自分が書いた原稿が本という形になったのをみるとやはりテンションあがりますし、原稿を書いてくれた他のメンバーにも記念として渡せるので、次回も製本はしたいです。

ポスター作る

販促用&当日掲示用のポスター作ろうと思ってたはずがすっかり忘れてました。

周りを見ると結構作ってるサークルさんも多かったし、ポスター立ててると混雑してても本の内容を見てもらえるのでやっぱりあったほうが良かったなと反省しました。

ポスターがないぶん、今回はずっと本を持って呼び込みしてたんですが腕が筋肉痛になりました。

ポスター作るならスタンドも買わないと。。。

値札作る

値札作ろうと思ってたはずがすっかり(ry

前日夜中に作ってコンビニで印刷しました(笑)池袋のキンコーズで印刷しようと思ってたんですが、あの店舗は朝10時からなんですね(汗)

おわりに

今回も楽しく参加させてもらいました。次回もサークル参加できるよう祈りながら、ネタを考えながらまた半年過ごしたいと思います。 皆さんお疲れ様でした!

P.S

今回頒布した書籍のDL版はBOOTHで販売してます。ご興味のあるかたはぜひご覧ください。

https://ponday.booth.pm/